アジア系の躍進を感じたWorld Scholar’s Cup(ワールド・スカラーズ・カップ)
娘の参加する課外活動ワールド・スカラーズ・カップ(WSC)の付き添いをしてみて、アジア系の躍進を感じました。
現地のホテルでは、タイのインターナショナルスクールから参加している、日本人2人とインド人1人で構成されたチームに出会った他、ホテルのランドリールームでお話したWSC保護者は、インドネシア人でした。娘さんはインドネシアのインターナショナルスクールに通っているそうです。娘たちのチームとランチ会で同席した皆さんはバングラデシュからの参加でした。
この傾向は現役イェール大生も同様のようで、留学生を除くアジア系の割合は16.8%。中国人が多くを占める留学生の割合が全体の22.3%ということからアジア系のプレゼンスの高さが伺えます。
イェール大学の合格率は1990年に20%近くだったのが、今は5%を切っています。その理由は全世界からの志願者が増え続けているためで、多くはアジアから(上位は中国、インド、韓国)と言われています。日本人はかなりの少数です。
特にこれからを担う子どもたちが大人になる頃は、周りのアジア諸国の人たちの英語力がますます上がることが予想されます。瞬間的に英語に訳すことができる翻訳機などのテクノロジーは進化を続けていますが、少なくとも中学英語レベルの英語力は運用できるようにしたいものです。
子どもの英語力を上げたいのであれば、親子で学ぶのが一番の近道です。
注釈:ワールド・スカラーズ・カップ(WSC)は、中高生を対象とした国際的な教育イベントで、2007年に設立されました。このコンペティションでは、歴史、文学、科学など多様な科目が取り扱われ、チームベースでのディベート、クイズ、エッセイライティングなどが行われます。参加者は国際的な視野を広げ、学問的な探求と個人的な成長を促進する機会を得ます。地域大会とグローバル大会の両方があり、世界中からの学生が集まるイベントです。