ご存じですか?アメリカ南部料理の「ビスケット」
皆さんはビスケットと聞いてどんなものを想像しますか?写真のような、歯ごたえのある硬くて円形のものを思い浮かべるのが一般的だと思います。
アメリカの特に南部料理で食べられる「ビスケット」は想像とは全く違うものです。私自身、30年以上前にアメリカに留学していた際、南部フロリダ州のアメリカ人家庭に短期ホームステイしたことがあるのですが、初めてその「ビスケット」に出会い、想像と違った形状に驚いた経験があります。
同じくアメリカ南部料理のファストフードチェーン、ケンタッキーフライドチキンのサイドメニューとしてその「ビスケット」が提供されているので、食べたことがあるという方もいらっしゃると思います。KFCのビスケットはドーナツのように穴が開いていますが、家庭でつくるアメリカのビスケットは穴は開いていません。
イギリスのティータイムに供されるスコーンと見た目は似ているのですが、レシピはかなり異なり、卵を使いません。バターの代わりに、ショートニングやラードだけで作ることもあります。
アメリカ南部料理ファストフードチェーンとして、KFC以外にPopeyesというお店があります。日本では米軍基地にあるそうですが、一般の人は入れないので、KFC以外のビスケットを食べてみたい方は、海外旅行の際にぜひお試しください。