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50代からの学び直しに伴走して思う、まだまだ行ける底力の強さ

50代からの学び直しに伴走して思う、まだまだ行ける底力の強さ

今回取り上げた記事

定年後に年収が2倍!50歳から30の資格「次々とドアが開いた」

40歳で夫を亡くして再就職。会社員時代に得たスキルと実績の裏で、抱えた悔しさをバネに「自分の力を試したかった」

50歳から心理学やキャリア関連の資格を次々と取得され、73歳となった今も現役で活躍されている南幸惠さんの記事に大いに刺激を受けました。南さんは40歳で夫と死別し、大手総合建設会社に入社したことがキャリアの始まりとのことでしたが、ここに至るまでの研鑽の日々を思うと、ひたすら頭が下がる思いです。

「もう50代」それとも「まだ50代」?その捉え方によってその後の人生の豊かさが違ってくるのではないかと個人的に思っています。というのも、私自身も50歳を超えてから一念発起し、クライアントさんの英語の目標に向けて二人三脚で伴走する「英語コーチ」というパラレルキャリアを得たからです。

私の英語コーチングのクライアントさんの過半数は、50歳を超えてから英語の学び直しをされている方々です。趣味の登山を海外でも行いたいとコツコツと学習を重ね、先日外国人の登山ガイドとともにヨーロッパアルプスの最高峰、モンブランに登頂された元取締役の50代男性。仕事で使う用途は特にないものの、英語に自信を持てないまま人生を終えたくないと、中学英語から学び直しをされている50代男性弁護士。今後の人生をより豊かに過ごしたいと、海外旅行に備えて旅行英会話を中心に学ばれた50代の女性起業家の方、などとご一緒してきています。

およそ10日ごとにオンラインで行うセッションでは、日々自宅学習をお願いしている範囲の単語テストなどを行っています。「忘れた!年のせいかも(笑)」などという会話がたまに繰り広げられますが、皆さんとても前向きです。日々の学習は決して裏切らず、振り返ってみると着実に歩みを進めていっているのです。

50代の会社役員の男性クライアントさんは、転職先の仕事で英語が必要になり、ビジネス英語を中心に学ばれました。ビジネスの現場で使えそうなフレーズの会話集を暗記し、着々と自分のものにされた結果、始めた最初の頃はほぼ忘れかけていた動詞の活用なども次々と思い出し、200日後のセッションでは「彼らは、予定を変更することを検討しています。私の上司が、確定したスケジュールを知りたがっています」という日本語を瞬時に英語に訳されるほどになりました。私自身大変嬉しく、感動した瞬間です。

無理して大きな歩幅である必要はありません。小さな一歩の積み重ねで十分です。しかしその一歩を踏み出す源となるのは、確たる根拠がなくても「私にはまだまだ出来る」という思いと、目標に向かうワクワクした気持ちだと思います。

30年続けているアナウンス業でも、同年代の仲間が次々と大学院を受けたり、資格試験に挑戦したりしています。そうした仲間の近況や英語コーチのクライアントさんの頑張りからパワーを頂いています。

50代からの学び直しに伴走して思う、まだまだ行ける底力の強さ

クライアントさんが登頂した標高4807メートルのモンブラン。寒く、空気が薄い中、外国人ガイドと英語で意思疎通をこなされました。

50代からの学び直しに伴走して思う、まだまだ行ける底力の強さ

クライアントさんに自宅で吹き込んで送付してもらう英語音声ファイルや、お手本となるネイティブ音声などを毎日のようにやりとりしています

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