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改めて良さを認識する「アナログ手帳」。達成感味わいやすく、「自分整え」ツールとして優秀

改めて良さを認識する「アナログ手帳」。達成感味わいやすく、「自分整え」ツールとして優秀

今回取り上げた記事

高尾美穂流・体と心の調子を整える手帳術 振り返りが大切

女性に寄り添い、人気を集める産婦人科医・高尾美穂さんが「日経ヘルス2024冬号」付録の「ごきげんダイアリー2024」を監修

今回取り上げるのは、産婦人科医の高尾美穂さんが長年実践されている「体と心の調子を整える手帳術」です。わが家の高校生の娘を含め、Googleカレンダーなどでスケジュール管理を行うデジタル派が周りで多数を占めるなか、私はずっとアナログの手帳を愛用してきました。

私が行う業務は割と多岐にわたるため、一日一日の予定が一定ではなく変則的です。例えばある一日は、朝一番に英語コーチのクライアントさんのオンラインセッションをし、その後近所のボクシングジムで運動。早めにその日の夕飯を用意。その後都内のスタジオにて、隔週でパーソナリティを担当している「身近なことからSDGs」というラジオ番組の収録に向かう、といった感じ。また違う日には、NHKラジオ第一放送のニュースを担当し、帰宅後は、インタビュアーをしているポッドキャストの収録をZoomで行う、それを編集担当者に納品。急いで夕飯を作り片づけ。ディレクターとして関わっている英語ニュースのポッドキャストの翌日の収録に備えてニュースの内容を精読する、という具合です。

日々の予定や約束の漏れがないように、朝一番にその日の流れを手帳で確認し、それぞれの予定の10分前にはスマホのアラームを鳴らす設定をしています。それを傍目で見ている娘からは、「デジタルカレンダーはリマインドもすべて自動で行うことができるのに、どうして紙の手帳に固執するのか」と何度か聞かれたことがありました。

しかし今回の記事を読んで、紙の手帳の良さを再確認することができました。まず紙は一覧性に優れているため、一歩引いた視線で全体を眺めやすいこと。私は週の初めに手帳の予定を見通し、「この日は忙しそうなのでスーパーでの買い物は違う日にした方が良い」などと頭の中でシミュレーションを行っています。また、実際に紙をめくることで時の流れを体で感じやすく、大変な仕事を終えた時に手帳を振り返ると、より達成感を得ることができると思っています。

記事には、「自分を認める機会にできる」という点も紙の良さとして書かれていました。確かに紙の手帳では、その時に記した文字が走り書きなのか、気合いを入れて記した「楽しみにしている用事」なのか、などの空気感も読み取れます。さらに後から振り返ってみても、手帳に書かれた文字の密度で日々の充実度や、消されて書き換えられた文字の多さからその時期の迷走(?)ぶりを思い出すこともできます。

これまでに使った手帳はしばらく捨てないようにしています。確認したところ、思った以上に保管していて過去4年分ありました。去年の今ごろは何をしていたかなどと、過去の手帳を眺めるのも好きな時間です。かつての相棒とまた出会うような懐かしい感情とともに、「あー、あの頃はそうだった」としまいこまれていた記憶のドアがぱっと開く感覚があります。

英語コーチングのクライアントさんに、「他人と比べず、過去の自分と比べて、成長したところは大いに誇りに思ってくださいね」とお伝えしていますが、手帳の振り返りは、その作業をセルフでしているような感覚でしょうか。一念発起して英語コーチ養成講座の受講生になった2022年から、私の手帳の情報量が一気に増えました。今から考えると、2020年や2021年の手帳は一体何をしていたのかと首をひねりたくなるほどのスカスカぶりです。

今回の記事で、私の好きなアナログ手帳にお墨付きがついたようで、大変うれしく読みました。これからも紙手帳愛好家として、スマホのアラームと併用しながら日々を送っていきたいと思っています。

改めて良さを認識する「アナログ手帳」。達成感味わいやすく、「自分整え」ツールとして優秀

過去は赤系統の手帳が多い中、今年は白にしてみました。

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